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最強武術は神さまが作った?明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜壱の巻き 香取神道流の感想

2021/12/03

テレビ感想 香取神道流

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明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜壱の巻き 香取神道流
明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜壱の巻き 香取神道流


NHKで2020年放送された武術トークバラエティー番組

明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜壱の巻き 香取神道流」の感想記事になります。


再放送でした。

見逃した人におすすめです。



出演者


岡田准一 ジャニーズ


ケンドーコバヤシ 芸人


アレキサンダー・ベネット 関西大学教授


ジャングルポケット太田 芸人


山崎怜奈 歴女 乃木坂46


【語り】


大塚明夫


天真正伝 香取神道流


香取神道流は千葉県、

香取神宮600年前の室町時代に創始されました。


日本最古の武術流儀です。


剣術を主体とした総合武術です。


現代に伝わる古武術のもとであるといわれます。



経津主(くつぬし)大神


京増重利師範は言いました。


香取神道流の型は

経津主(くつぬし)大神から授かったものだそうです。


人の作り出した武芸ではないということです。


香取神道流の武芸の基礎はおもに4つです。


剣術 流儀の中心です。


居合術 刀を自在に操るための修練をおこないます。


棒術 戦場では槍が折れることもあります。棒になったことを想定して行う練習です。


なぎなた術 2.5mある武器の操作を学びます


様々な状況やいろいろな武器による攻めを刀で対抗することが目的です。


刀を知ることからはじまる


自分の手の延長となるくらい慣れないといけないということです。


抜附之剣(ぬきつけのけん)


空中で抜刀して切る。


不必要な揺れがなく無駄がない身体操作が必要です。神技です。


不利な状況でも斬撃を繰り出せる必殺技です。


生きることにつながる技ということです。


古武術では戦場を基本に考えているため、

15歳までに習得しなければならないということです。


習得が遅ければ死ぬだけ…というわけです。


それに対し現代武道は戦場を想定しないので、次のチャレンジがあるという話でした。


天道流 なぎなた術


木村有里師範が天道流なぎなた術を解説していました。


なぎなたを主体とした総合武術です。


天道流の流祖は斎藤判官伝鬼房(はんがんでんきぼう)です。


斎藤の師匠が塚原卜伝(つかはらぼくでん)です。


塚原卜伝は香取神道流、鹿島新當流(かしましんとうりゅう)などを習得しています。


天道流なぎなた術は香取神道流がルーツでだいうことです。


香取神道流 巻打ち


甲冑をつけている場合、

頭部の兜が邪魔になって剣がふりにくいです。


うまく振りかぶって剣をふる技法です。


香取神道流 橋かかり


槍、なぎなたに対し剣で制圧する場合の技法です。


剣の側面をうまくやりに押し当てます。


香取神道流 表之太刀(おもてのたち)


甲冑のスキマを狙う30以上の技の型になります。


一連の動き方を流れで習得します。


重要ポイント


現代の剣道は瞬発性を発揮するために、

かかとを浮かして立ちます。


それに対して香取神道流ではかかとをつけて稽古します。


これは、現代の剣道がタタミで行われますが、

古武道では足場が悪い場合を想定しています。


一見するとスポーツ剣道より剣術は機動力がないように見えます。


スタンスは広く、低めの重心です。


打つより切る感覚で、甲冑のないところに刀を合わせる剣の軌道になります。


豆知識 介者剣法


戦国室町の時代では介者剣法ということをしていました。


甲冑のメリットを生かすような姿勢をとります。


カニに似た姿勢で頭を下げます。


介者は甲冑を身に着けた人のことです


合気道 神武錬成塾 白川道場長


ゲストの神武錬成塾の白川さんが解説していました。


合気道は手を自然に前においてなるべく自然体で半身をとる立姿勢です。


体さばきは3つ。


相手のうちに合わせて直線的に入る、入り身


外側にくるっと回転する転換


内側にくるっと回転する転身


型は入り身で入り、転換で崩していました。


コマのような円運動が大事です


流れるような動きで美しいと思いました。


国際護道連盟 廣木宗家


ゲストの護道の廣木さんが解説していました。


護道は戦いを前提としないため、自然体で肩幅に立ちます。


特徴は2つ。


相手と自分を結んだ直線に歩くのではなく斜めに移動します。


護道構えという「ちょっとまって」ポーズを相手に向けます。


手がじゃまして相手は攻撃がしずらくなります。


相手の攻撃を封じて「先に」防御します。


先制防御です。


強硬な攻撃を繰り出すのは敵だけではない。


味方かどうか、敵かどうか不明な相手を想定します。


これは護道のユニークな考え方です。


天道流なぎなた 足さばき


ゲストの木村有里師範が解説していました。


相手に対し半身に構えます。


前足が前、後ろ足は横を向いています。


足さばきが特徴です。


後ろ足のかかとを少し浮かし前足後ろ足は「く」の字になるように組む。


後の回転を加えた強い攻撃につながっていきます。


瞬間的に軸を作って回転するわけです。


古武道にありがちな忖度


合気道などで、ふれてないのに飛んでいく弟子たちの映像を見かけます。


これに対し、白川氏は武道の真髄からは遠いので、

合理的な技の習得を心がけていますといってました。


番組の締め


最後にアレキサンダー・ベネット氏は

「武道はの習得には敵意がないですから、敵意のないところでの攻防で誤解を招かないように、礼法をしっかりとすることになります」

というお話で終わりました。



まとめ


私は出演されている武芸者が披露した技に感心しました。


奥が深いと思いました。


個人的には残心に注目してみました。


技の完了を示す残心です。


武芸に限らず残心というのは別の分野でもあります。


生け花や茶道にもあります。


動画サイトで公衆を集めてピアノ演奏している人がいます。


確かにうまいと思いますが、残心が取れていない場合があります。


気になったりします。


私は、神技には発動条件、終了条件があると考えています。


私の偏見を言いますと、

高度な技を使用したら報告をしなければいけないんじゃないか?って思うんです。


誰に報告するの?って聞かれたら、例えば技を作った人です。


それは自分自身かもしれないです。


あるいは香取神道流の場合で言うと経津主大神ですね。神さまにです。



最後までご視聴ありがとうございました。

 thank you for watching

 

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当ブログ運営者 如意宝珠ごくう☸ と申します。 縁起のいい名前とは正反対なんですが、夜の闇を知る者です。 正確に言うとよく眠れない人です。 そんな私は、快眠についての情報を集めていたところ、極意を得ました。 お昼の活動こそが安眠につながるというわけです。 不眠解消の具体的な方法については別ブログで紹介しています。 https://minmin-sinsin.hatenablog.com/ 「大空スバル愉悦部」では 失言王で知られる大空スバルさんの配信の内容・感想記事を書いています。 https://syuba59.blogspot.com/ 「ごくうが気になること108選」では 「アニメを見て楽しい」という当たり前の報告やヒラメイタことを書いていこうと思います。 https://gokusanpo.blogspot.com/ 良かったらどうぞ見てください。 資格:G検定、ITパスポート

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